活性酸素は老化の原因
老化の95%は酸化ストレス。老化は病気=治せる時代へ。人生120年時代を生きる為に
■老化は病気=治せる時代へ
老化研究の世界的権威であるハーバード大学のデビッド・A・シンクレア教授の著書、「ライフスパン」が世界的なベストセラーになっています。
とても興味深い本なのですが、分厚くかなりな分量の本です。こんな本がキオスクにも平積みにされていたのには驚きました。
買った多くの人がとても読み終える事はなさそうなので、中田敦彦さんの解説で理解してから読み始めると、途中で断念しても理解した気になれます(笑)。
本の中で老化は「老化は病気の一種であり、それは治癒できるものである」と著者は断言しています。
年を取って老いるのは避けられない事で、全くおかしな考え方だと普通は思われるでしょう。
しかし、100歳になっても50歳と変わらないような活動ができる、身体の健康が保たれる時代がやってくると力説されています。
その背景には老化の真の原因が解明されてきている事と、それをカバーする方法やサプリメントなどが発見・開発されていることがあります。
その老化をカバーする方法の一つが「水素」の活用なのです。
■老化の原因の95%は酸化ストレス
老化の原因として今最も注目されるのが「酸化ストレス」です。
体内で発生した活性酸素が多く堆積すると、活性酸素の攻撃により細胞のダメージを受けます。この酸化ストレスによるダメージが老化の主要因で、老化原因の95%を占めるとも言われています。
老化とは、まさに細胞レベルでの「サビ」付きであるとも言えます。
もう一つの老化に関係した要素としてミトコンドリアの減少・機能低下が挙げられます。
ミトコンドリアは細胞内にある小器官で、一つの細胞の中に数百も存在し、ミトコンドリアでATPという身体の中で使われるエネルギー源を生み出しています。
このミトコンドリアの機能が低下するとどうなるかと言うと・・・・
ATPが効率良く作り出せずに、活性酸素を一緒に作ってしまい、その活性酸素により細胞が傷つく=老化ということになります。
さらに必要なATPが不足してくると、身体の活力が低下して来ます。若者と比べて老人が活力が無く、老化が進んでいるのは、ミトコンドリアの機能が低下し、エネルギーが不足することと、活性酸素を沢山生み出し自分の細胞を傷つけてしまうことによります。
■成人病と活性酸素の関係
活性酸素が老化の原因と述べましたが、活性酸素により細胞が傷つき、老化してくると言うことは、いろいろな臓器などに影響が出ているということでもあります。
「成人病・ガン・老化は活性酸素が引き金だった」(日東書院刊)という本がある様に、活性酸素がいろいろな悪さを引き起こします。
水素の抗メタボ・美容研究の第一人者である三羽信比古 県立広島大学名誉教授にインタビューした雑誌エール2016年夏号の記事によると、
活性酸素を主因の一つとする疾患・症状には、がん、脳梗塞・心筋梗塞、糖尿病、アトピー、関節リウマチ、メタボ症候群、血液ドロドロ化・赤血球凝集、皮膚UV傷害・シミ、シワ・タルミ・床ずれ、セルライト、毛穴角栓・踵肘ガサツキ、加齢臭などがあるそうです。
また、お医者さんが必読する医学雑誌「日本医事新報」に掲載された「水素の効果が示されている疾患」には、成人病としてあげられる多くの疾患が取り上げられています。
これは水素により「活性酸素が取り除かれる」事で効果があるということなので、裏を返せばその原因は「活性酸素」にあると言うことです。
■悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)
身体に悪さをする活性酸素も、単に悪ぶっているやつから極悪までいろいろです。
① スーパーオキサイド
② 一重項酸素
③ 過酸化水素
④ ヒドロキシラジカル
⑤ 過酸化脂質
主にこの5つになります。
この中で④ヒドロキシラジカルというのが超凶暴な極悪の活性酸素になります。
ガン細胞はDNAの核の破壊で生じるとされていますが、その核の破壊を起こすのがこのヒドロキシラジカルです。ヒドロキシラジカルがあると、どんどんガン細胞を生み出すことに繋がるので、これを取り除くことがガンの予防や治療において重要となります。
外部から摂取する酵素やミネラルやビタミンと言った抗酸化(アンチエイジング)栄養素では、残念ながらヒドロキシラジカルを中和して消し去る事は不可能とされています。
しかし、水素だけがこの狂暴なヒドロキシラジカルと結合することが分かって来ました。
効果的に水素を体内に取り込む事ができればこの悪玉の活性酸素を取り除き、病気の予防などに効果を産むことができるのです。
では、効果的に多くの水素を取り込むにはどうしたら良いのか?・水素ガスの吸入・水素風呂の2つが水素を取り込める量が圧倒的に多く、オススメです。
■ガンの治療にも水素が
くまもと免疫統合医療クリニック院長の赤木純児先生は自身の著書などで水素ガスをガンの治療に応用すると、非常に効果的であることを訴えています。
赤木先生はステージ4などの進行したガン患者に対して、「水素ガス吸入」と免疫治療薬オブジーボ、ハイパーサーミアによる温熱療法、そして低用量の抗がん剤を組み合わせた治療を行い多くの方を救ってきました。
本庶先生が開発し、ノーベル賞を受賞するきっかけとなった画期的抗がん剤のオプジーボについても、水素ガス吸入を併用した場合にはオプジーボ単独と比較して2~3倍の効果を発揮するというデータを公表されています。
■疲労の真犯人は「乳酸」ではなかった
運動すると次第に筋肉組織に乳酸が溜まり、疲労を感じる。
半ば常識という感じで信じてきた話なのですが、実はこの「乳酸」は疲労の原因ではなくて、運動により傷ついた組織の回復を助けていた大切な存在だったのです。
では本当の疲労原因は何だったのでしょうか?
それは「活性酸素」だったのです。
活性酸素を取り除く事で素早い疲労回復が可能となります。
その点でも、多くの水素を取り込めて活性酸素を取り除ける「水素風呂リタライフ」「水素吸入器リタエアー」は疲労回復にオススメです。