Nutri Genomics

遺伝子に働きかけ、時間を巻き戻す。
ニュートリゲノミクス製品が新時代の扉を開きます。

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環境により働きが変わる「遺伝子」

多くの方は遺伝子というのは親から受け継いだ物で、変わらない・変えられない物と思っておられるのではないでしょうか?

遺伝子は環境により働きが変わるある程度年齢の行った人では「遺伝子」というと自分ではどうにもならない物と人がほとんどかと思います。

しかし今は遺伝子の働きは環境によりどんどん変わるという事が分かってきており、最近では学校で学ぶ遺伝子に関する内容も環境によってその働きが変化すると変わっています。

一卵性双生児を対象とした研究の結果、生まれ持った遺伝子が原因でがんになる可能性はわずか8%。残りの92%に関しては、育った環境だとか、生活習慣の違いだという結果でした。

この環境の違いと言うのが、遺伝子に働きかけ、スイッチのようにその機能がON/OFFして変化することによる物だということが最近の主流の考えです。

この遺伝子のスイッチが変化するとどうなるかを研究するのが、「エピジェネティクス」と言う学問になり、栄養素が遺伝子の状態をどう変化させるかというのが「ニュートリゲノミクス(遺伝子栄養学)」という学問になります。

サプリとして本当に素晴らしいのは、「エピジェネティクス的に効果がハッキリしてる、ニュートリゲノミクス的に有益な成分で成り立つ物」という感じでしょうか。

次元が違う進化

遺伝子の状態が変わるということは、身体の機能・反応が変化することに直結しており、ニュートリゲノミクスという遺伝子レベルでの分析が加わったニュートリゲノミクス製品は、従来からある栄養学だけに基づいた製品とは、まさに次元が違う進化を果たした製品が存在します。

40年ごとに大変革が訪れる栄養学

栄養学、特にサプリメントの歴史を振り返ってみると約40年ごとに大きな変革が起きてきた事が分かります。

今から110年ほど前の1910年に鈴木梅太郎が物質としてビタミンを初めて抽出・発見しました。
その後1930年代にビタミンがサプリメントとして流通し始めます。

次の大きな波は、1970年代頃から「抗酸化物質」が注目を集め、身体の酸化に対抗するサプリメントとして大きく市場を拡大してきました。

多くの抗酸化物質サプリや食品の写真

抗酸化物質としてあげられる物としては、

ビタミンC、ビタミンEを始め、

カタラーゼ、システイン、グルタチオン、βーカロテン、フラボノイド、レスベラトロール、セサミンなど多くの物が挙げられ、様々なサプリメントとして販売されています。

しかし、抗酸化物質の抗酸化力というのは活性酸素と抗酸化物質が1:1の相打ちとなって両方が消滅する形でしか作用しません。

抗酸化物質は活性酸素と1対1で消滅する形でしか働かない

体内で発生する膨大な数の活性酸素分子を全て取り除く為には、なんと、

一日2トン
大量のサプリメントに困っている人の要らすと

が必要だと言われています。

このような事が明らかになってきた為に、アメリカなどのサプリメントの先進国では「抗酸化物質サプリ」は完全に下火になっており、基本的なマルチビタミンが主流となっています。

しかし日本は20年遅れていると言われる様に、「酸化に対抗する」とか「若さ」「冴え」などの言葉と共に「抗酸化物質サプリ」が全盛となっています。

抗酸化物質が活性酸素に対抗する上で不利なのは、その分子サイズが大きいことにもあります。

抗酸化物質の分子サイズが大きく脳内の血液脳関門を通過できず、水素分子は通過できるイラスト

抗酸化物質は脳内の血液脳関門を通過できず脳内の活性酸素を除去できません。また、身体の各細胞内に発生した活性酸素についても細胞内まで新入して除去することが出来ないのです。

2005年にニュートリゲノミクス(遺伝子栄養学)に基づくパイオニアのサプリメントとしてPabMed(世界的な医学・薬学分野の論文データベースで、一般的にここに掲載されることは論文として極めて価値が高いと認識される)で多数のピアレビュー(査読)される革新的製品が発売され、2010年以降は本格的にサプリメントは「ニュートリゲノミクス」の時代に入ったと言えるのではないでしょうか?

2000年以降、遺伝子の働きの違いは70%が環境要因によるという考えが中心となり、遺伝子にいかに働きかけるかというニュートリゲノミクスに基づく研究の進展がサプリメントに飛躍的な機能の進化をもたらしたのです。

1930年代からの「ビタミン」の機能を、当時の電話に例えると「磁石式電話機」であり、

1970年代からの「抗酸化物質」の機能は、当時の電話である「黒電話」であり、2010年以降の「ニュートリゲノミクス」を代表するサプリ成分の効果は、同様にその機能を時代の電話に例えると「iPhone」であると言えるのではないでしょうか?

機能で選ぶなら黒電話かiphoneかどちら?

遺伝子栄養学とNrf2(ナーフ2)

抗酸化物質が脚光を浴びた様に、酸化ストレスに対抗することは、健康やアンチエイジングに欠かせない要素です。

しかし、「抗酸化物質」では力不足なのは明らか!

ではそもそも加齢による衰え=老化。というのはどの様なプロセスを踏むのでしょうか?

ベストセラーになったハーバード大学の老化研究分野での世界的権威、デビッド・A・シンクレア教授の著書「ライフスパン」で示される様に老化の95%は酸化ストレスによるものだとされています。

私たちの身体にはこの酸化ストレスに対抗する機能として、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)という抗酸化酵素を持っています。

このSODの機能は素晴らしく、抗酸化物質が1:1の相打ちでしか取り除けなかった活性酸素を、1つのSODの分子が、「毎秒100万個の活性酸素分子を取り除き、なおかつ2週間ほど体内で働き続ける」というのです。

この素晴らしいSODも加齢による遺伝子の状態の乱れにより、年齢と共に減少していってしまいます。

人間の遺伝子は2万個以上のスイッチの集まりと例えられます。

本来OFFであるべき「脂肪をためる」「老化を進める」などのスイッチがONになったり、ONであるべき「高血圧を防ぐ」「代謝を良くする」などのスイッチがOFFになってしまっているという乱れが老化のイメージになります。この遺伝子の乱れが大切なSODの減少=老化の促進に結びつきます。

酸化ストレスにより遺伝子の状態が乱れる様子
酸化ストレスによる遺伝子の状態の乱れ

SODの量は20歳ころから年齢と共に下がり続け、また、加齢と共にミトコンドリアの減少や効率低下により体内で発生する活性酸素量は多くなると言われています。

学生の頃は、暴飲暴食や不規則な生活などをしていても病気にもならずに済んでいたのに、中高年になったら健康に気を配って注意しているのに病気になってしまう。

誰にでもありがちな事かと思いますが、この原因の多くが体内のSODの減少によるとも言われています。

どうしたらSODを回復させ酸化ストレスに対抗できるのか?

その鍵は遺伝子に作用するNrf2というタンパク質

Nrf2は遺伝子の働きをコントロールするマスタースイッチの様な働きをします。

このNrf2は、健康長寿、老化研究、アンチエイジングなどの医療分野における最もホットなテーマと言っても過言ではありません。

遺伝子や健康長寿の研究分野で最も注目されるナーフ2の様子

日本人宇宙飛行士が宇宙ステーションに行って何を研究するのかを報道したニュース番組でも、宇宙空間で酸化ストレスから細胞をNrf2が保護する「健康長寿」につながる研究をすると報道していました。なぜ宇宙で?という理由は、宇宙ストレスという宇宙空間におけるストレスにより地上の30倍のスピードで加齢変化が現れるとの事。つまり、宇宙空間での1年の研究が地上の30年に相当する研究ができるためとの事でした。

Nrf2に関する医学論文も凄い量が上程されています。2020年度には年間2万件に及ぶNrf2関連の論文が出されていますが、これは発見されて以来の100年間に提出されたビタミンBに関する論文数を1年で上回る数と言われています。

これは取りも直さず、「Nrf2が活性化すると凄いことが起きる!!」というのが分かってきているので以下にNrf2を活性化させるか、Nrf2が活性化した時にどんな効果があるのかが健康・長寿の研究における最重要テーマであることを物語っています。

研究により分かった事は、Nrf2が活性化することにより加齢により減少したSODを若い時と同様な状態に取り戻すことが出来ると言うことでした。これが科学的に証明されたNrf2の効果です。

ナーフ2が活性化すると抗酸化酵素が若い時と同じ状態に取り戻すことが出来るという図

そしてさらなる遺伝子への影響を調べると、Nrf2はおよそ2万4千個と言われる遺伝子のスイッチの内、7千400個ほどを正しい状態に調律できることが分かってきました。

今後、ニュートリゲノミクス、Nrf2、サーチュイン遺伝子、などのキーワードに注目してみて下さい。